私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! の感想をしたためていきます。ネタバレしてるので、先に本編を見てね
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あらすじ
智貴達の演劇による不意のキス。胸中複雑な朱里に対し紗弥加の謝罪が始まるのだが……。
膨れる殺意
喪218から少し時間は戻って、例のアレこと2年4組の演劇が幕を下ろした直後。舞台から降りてきた智貴の顔は……見たことのないどす黒い殺意だ！ 人はここまで殺意を顔に滲ませられるというのか！ 次の舞台公演は45分後ということですが、切り替えられるでしょうか。つまり紗弥加を手にかけずにいられるでしょうか。
紗弥加のアドリブによってストーリーがハチャメチャになってしまいましたが、ツインテちゃんは面白ければOKの人なので好意的に受け止めています。監督ちゃんは複雑なようですが。
瞬く間に着替えた智貴は一人寂しく舞台裏から去っていきました。作中トップクラスに切ない背中です。そんな彼を見送ることしかできない朱里。結果的に劇中ヒロインも想い人のファースト（？）キスも奪われた形になり、その胸中穏やかならざることは火を見るより明らかです。今回全コマ怖いです。
そこにやってきたすべての元凶こと紗弥加、しおらしく朱里に謝罪。……していますがまだ自分にワンチャン責任が無いかも？ みたいな語り口が絶妙に腹立たしい。
紗弥加が（言いようはともかく）落ち込んでいるのは確かなようで眼に涙を浮かべています。ここに来て悲劇のヒロイン力が高まっていく。こ、こいつ無敵か……。
さらに紗弥加の涙は激しく零れ落ちます。そう……彼女だって花も恥じらう女子高生。初めてのキスをしてしまい乙女心が動揺しているようで、心の女の部分が剥き出しに。なんでしょうすげえなこいつ……見せたことのない可愛さが癇に障るのは初めてですよ（フリーザ）
朱里としては嫉妬も含めた内心の苛立ちを拳に乗せて紗弥加の頭に振り下ろしたいところですが、本人がことのほか落ち込んでいるのでそうすると悪役になり、かつ女子としても負けを認めてしまうことになり、にっちもさっちも行きません。ちくしょう泣いてる紗弥加が可愛いくてムカつくぞ。
紗弥加「朱里より先に黒木くんの初めて奪っちゃって……ごめんね」
業火にガソリンをくべる紗弥加。こ、こいつ無敵か……。
それを聞いた朱里の目がどす黒く……あ、あの目はサチ！？ 漆黒の殺意がにじむ瞳で物騒なことを考え出す紗弥加。新たな怪物が生まれてしまうー！
そこに空気を読めないのか読まないのかツインテちゃんがスポーツドリンクを差し入れに登場。それを武器として受け取った朱里の殺意がやばい。殺意の淵に立っている人に凶器を持たせてはいけない（戒め）
ツインテちゃんから盛り上がったからOKという免罪符を受け取った紗弥加、秒で立ち直ります。ハヤイ！ ペットボトルくーん！
次の舞台に向けメイク直しのため退出する紗弥加。その去り際。
紗弥加「ゆっくりしてると私にとられちゃうから！」
えっ智貴奪う気なの！？ やっぱ紗弥加はすげえよ……智貴の友達といい感じになってませんでしたかね？ 恋多き女。
その啖呵を聞いた朱里さんが限界突破。内心の文がどす黒過ぎて面白い。さらにその紗弥加の感じに何も知らない監督ちゃん達は「紗弥加の新たな姫感が面白い」と肯定的な意見を交わします。
全てのストレスが限界を超え、無残な姿に変貌を遂げるペットボトルくん。次の劇はまともに……まともに……うん。小道具が本物の凶器に変わっていないか確認しておきましょう。びっくり監督ちゃんがカワイイ（現実逃避）
フェザータッチ黒木
さて観客達は今回の舞台に対し悲喜こもごも。まずは我らがこみさんですがやはり怒り心頭なようで、生徒会に意見書の提出を検討しています。キスや性的なもので観客を釣る不健全さに激昂しているようですが、役者のファンが極まるとこうなってしまうのか。公的な手段を用いる辺りが激情と冷静の狭間。
それを聞かされた伊藤さんは（お前の存在と文化祭映画のほうがよほど不健全だろ）としごく真っ当な意見を胸中に呑み込みます。いつだって見の人。
いっぽうの吉田さんは酷く落ち込み、麗奈さんのからかいにも無反応。効いてる効いてる……。
頭をはたかれても上の空な吉田さん。麗奈さんに「何してもいいぞ」と言われたもこっちは、過去のセクハラが不快だったから殴られたという考えを巡らせます。つまり快感なら容認される、セクハラを合意のものとする危険な理論武装を展開。お前は何を（ry
そこでもこっちは唐突に新テク『フェザータッチ』を披露。性技の本で習得した技術により、吉田さんの手のひらや腕、背中や足を触れる触れないみたいな距離で愛撫、感度を限界まで高めようとします。き、効いてる！ エッッッ
あんのじょうぶん殴られました。吉田さんは感度が良い。その最後のコマの手は……！？ つづけ
もこっちとしてはセクハラで元気になってもらおうとしたのか。なったけども。あと吉田さんの足を触るもこっちの脚が一際エロス。
恋のMC
場面は変わって屋外のテーブルにつく吉田さんにまこっち、ゆりちゃん。智貴の話題を持ち込みつつ吉田さんをフォローしポイントを稼ごうとするまこっち。
ところが呑気なゆりちゃんはマイペースにたこ焼きなど頂いています。即病欠にさせて退場させようとするまこっちが機敏である。
最近、真子と一緒に居る時間が少ないと感じていたゆりちゃんはその時間のためにこの場にいるようです。あと吉田さんが心配。ですが、まこっちからすればお邪魔虫。当然ゆりちゃんは鈍感なので気がつきません。
落ち込む吉田さんを、裸を見られたハプニングと同じく事故みたいなものだったと励ますまこっち。自身の願望も混ぜ込み隙が無い。
そこで「智子の弟と智子の家でご飯食べた」とここぞとばかりマウントを取りに来るゆりちゃん。ただこれまこっちに対する的外れなマウントが間接的に吉田さんへダメージが飛んでいるような。
吉田さんはキスと裸見られるのは違うとたそがれています。肉体的接触があるからね……キスで言いよどむ辺りピュアの権化ら！ そのピュアピュア感にぐっと来ているまこっちですが、1年時の彼氏持ちの過去を持ち出してくる天敵ゆりちゃんに脇腹を刺されています。
まこっちはすっかり経験豊富キャラが定着してしまいました。保険の点数もいいしな！
どうやらゆりちゃんは吉田さんと智貴をくっつけたい模様です。将来もこっちの家に遊びに行くことを考え、もこっちと吉田さんと一緒に居られる機会があるのが嬉しいようで。やっぱり友達大好きでかわいいぞ。サチ→ゆりちゃんの敵意は空回りする形になるな。
吉田さんは智貴が他の女と仲良くしてるとムカつく複雑な胸中を明らかにし、まこっちはそれを好きという感情だと肯定し背中を押します。わたモテで健全な恋バナが展開されている！ キメ顔ゆりちゃんがなんかツボに入る。
恋のライバル視される紗弥加が面白い。凶器さえ持てば智貴はヤる可能性があるくらいの存在なのですが。
そこにサチからまこっちへの連絡が来ました。文面から察するに、サチの目下のライバルはこみさんとゆりちゃんのようです。智貴のことで相談があるようで、後でまこっちと二人きりで会う予定を立てています。
まこっちだと相談しやすいせいか、智貴を巡る戦いのすべてのカギを握る女になってますね……全ての黒幕と言うかGMというか。まだまだ愉悦の時間は続きそうです。まこっちを味方につけた者が智貴を制す！
ダークまこっちと小学生ゆりちゃん
はたしてまこっちの最終目標とは……今回で吉田さんの幸せを願っているのは確かなようですが、彼女が智貴とくっつくのは是か非か。ここに来て目が離せない女になってきました。
智貴を巡る状況は依然として複雑怪奇。朱里さんのダークサイドがここに来て鈍い光を帯びてきています。血の雨が降るかもしれねえ。友情が殺意に変わるこれぞリアル愛憎劇！ 誰か助けて！
次回はサチとまこっち編になるでしょうか。喪218に繋がる話になるのかな？ 引き続いて楽しみです。
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