わたモテ17巻
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! の感想をしたためていきます。ネタバレしてるので、先に本編を見てね。
アプリ版ではないので1回遅れ

わたモテ最新刊17巻、絶賛発売中! あっ18巻は7月10日発売予定! 特装版の情報も! うれしいね。

ガンガンオンライン次回更新日は4/16

探偵風夏、真実に肉薄

……ところで、今回は谷川ニコ先生の特別編が同時掲載されていましたね。原作担当のイッコ先生がお風邪を召されたとのことで、次回は1回休みで4週間後に。コロナウイルスが猛威を奮う昨今、体調維持が一番ですので、ご自愛頂きたいと思います。休みたい作画先生カワイイ。オ〇ニー効くの?


あらすじ
 合宿初日の夜、風夏は智子の秘密を明かす決意を新たにする。翌日、智子はクラス替えの実力テストに挑み……。


深夜のハプニング
 合宿初日の深夜、811号室。3つあるベッドは、左からもこっち、風夏、みほさんの並び。みほさんは抱き枕とアイマスク装着で眠るスタイルのご様子。寝付いていない風夏は置いても、もこっちと比較して明らかに寝相の悪さがうかがえます。枕が役に立ってない……カワイイ

 真ん中のベッドに体を横たえ、腕を組み虚空を見上げていた風夏は、横目で右隣のもこっちの様子をうかがいます。髪を下ろした風夏もカワイイし就寝もこっちカワイイしみほさんはご存知の通りだしなんだこのロケットスタートは。ええやん。

 合宿初日、もこっちを観察した内容を振り返る風夏ですが、進展は思わしくありません。加藤さんの口走った「毛」の秘密の真相も未だお預け状態。ただ、性欲の対象として加藤さんとみほさん、そして自分自身がその対象に入っていると推察。合宿のうちに答えを見つけると意気込みますが、凛々しい顔と考える内容のギャップがひどい。

 やがて風夏も眠りについてしばらくした後、窓の外から差し込む光でもこっちが目を覚まします。窓の外に広がる海、水平線上に頭を出し始めた朝日を目の当たりにし、合宿に来た実感が改めて湧いてきた様子。お手洗いのためスマホを手に起き上がりますが、途中で風夏のベッドに足を軽くぶつけてしまいます。

 トイレに入って便座に座り、ズボンとパンツを下ろしてスマホを操作するもこっち。深夜のことなのでカギをかけなかったようですが、先ほどベッドに足をぶつけた際、目覚めてしまった風夏が寝ぼけ顔でトイレに突入。寝ぼけ風夏エロい (股間を)見るものと見られるもの、深夜に二人の絶叫が響きます。

 もこっちサイドとしても、風夏が加藤さんの毛について知りたがっているのは把握済み(ややこしい)。その標的が自身に向くとは予想外のはず。つまり、風夏は女子の毛を誰でもいいから知りたがるヤベー奴と双方向の誤解が完成……したんでしょうか!?


朝食のカレー
 翌朝、朝食はホテルらしくビュッフェスタイル。もこっちはトレイ上を和食で統一し、ウインナー、ベーコンなどの洋食系には手を出しません。食べ放題にはしゃいで気に入ったものを皿に盛る周囲の連中を【ど素人】と見下します。そうか?

 朝から美しい加藤さんの朝食はシリアルにゆでたまご、野菜ジュースにフルーツにヨーグルトとモデルっぽい朝食。普段のご飯から、食事に気を配っているのがわかります。食パンでもどうすか

 加藤さんと対照的なのが風夏。カレー、ポテトとウインナーの山盛り、サラダ山盛り、ゆでたまご2個、パン2つ、バナナ2本、牛乳と朝から相当の量をたいらげるようで、スポーツ少女らしい一面を披露。部活をやっていないなら、さすがに多すぎる気もしますが。

 ちなみに、ゆりちゃんの朝食は、おかゆ、梅干し、バナナ1本とエネルギー効率を最優先させたようなメニュー。朝は小食タイプ、たいしたものですね。炭酸抜きコーラがあればベスト

 同じテーブルについたのは、もこっち、ゆりちゃん、ゆうちゃんにこみさん。ここにゆりちゃんが入ってるのなかなか新鮮ですね。

 もこっちは納豆をかき混ぜながらゆりちゃんに昨晩の行動を尋ねます。背後の席に座っていた凪さんが、ゆりちゃんを含む4人で温泉に入ったことを教えてくれました。このコマの凪さんエロすぎへん? 母性があふれてるっていうか

 凪さん、もこっちも温泉に誘います。喪172の会話から、もこっちとも仲良くなりたい凪さん、裸のお付き合いをご提案。しかしそれを聞いていたのは、凪さんの隣に座っていたわれらがうっちー。凪さんの隣に潜んでいればもこっちと接近することは容易。一糸まとわぬ直接対決の予感に胸を躍らせます。そう……

 もこっち、ゆりちゃんの新たな交友関係を知り、一緒にいてやりたいという昨夜の心配が杞憂に終わったためか、ほっとしたような寂しいような複雑な表情。もこ→ゆり……!

 もこっちはゆうちゃんにも昨晩のことを尋ねます。ゆうちゃんとこみさん、昨晩のサウナトリップ体験話に花を咲かせます。こみさんは「ロッテが敗北したが優勝した」、ゆうちゃんは「頭がキラキラしてシャキっとした」そうです。もこっち、二人をハーブキメた状態だと冷静に批評。

 一方、大量の朝食を前に浮かない表情の風夏。そんな彼女に、目玉焼きを乗せた食パン片手に見つめるみほさんがどうしたのか尋ねます。なんだろうみほさん、この合宿の間というか生きてる間ずっとカワイイのかな……

 風夏は「朝、変なものを見た」と口にします。それを聞いたみほさん、もこっちのトイレを覗いた件を言及し、揶揄します。あわてた風夏は「覗いたのではなく寝ぼけただけ」と弁解。それに何かしら引っかかった加藤さんが追及しようとしますが、なぜか先手を打ったうっちーが立ち上がり、「黒木のう〇こ見ただろ! 最低!」と訳の分からない発想の飛躍を大声で口にします。やめて

 これにあわてたのが突然う〇この当事者にされたもこっち、大声でう〇この行為自体を真っ赤な顔で否定。そりゃあ自身の排泄に関する話題を出されるのは嫌でしょう。

 風夏はもこっちの主張を肯定しながら、視線はサラダに。ギザギザの野菜を見て何かが引っかかる風夏でしたが、もこっちは隣の皿のカレーを見ていると判断。「カレー見て何思い出そうとしてんだ(う〇こしてねえ)!」という主張と「サラダ見てんだ何か思い出しそうだから黙ってくれ!」という風夏の主張が公の場で正面衝突して大クラッシュを起こします。

なにこれ

 野球応援の時からそうですが、なんというかこの二人、一気に遠慮なく言葉をぶつけ合える関係になってませんかね。風夏=ゲス乙女という前提があるからでしょうけど、そこまで親交のない相手にもこっちがここまで強気なのは珍しい。

 朝食会場という公の場で繰り広げられるあまりの会話の低俗な内容に、微笑みを保った加藤さんが背景に華美な花を散りばめつつ一言。

加藤さん「風夏のそういう明るいところ好きだけどごはんの時はやめて」

 鶴の一声で風夏の探偵物語が幕を閉じます。風夏が一方的に悪者になった上、この言葉だとうっちーの妄想が全面的に肯定されてませんかね……と、友達……!

 加藤さんにしてみれば、もこっちと本音をぶつけ合う感じで話す風夏に対する嫉妬もあったものでしょうか。よく見ると、拳を握っているような……単純に、もこっちを困らせる悪い虫的な扱いかも。友達


実力テスト控える合宿二日目
 合宿二日目は7時半から授業開始。私立文系のBクラスでは、うっちーがかよに解き方を教えています。ゆりちゃん、そんなうっちーを見直した様子。頭良さそうに見えないは余計ですが 宮崎さんも頼れるうっちーが誇らしげ。こんなにできる子なのに……

 国立文系Bクラスでは、昼食後の満腹感と疲労とであくびをする伊藤さんがキュート。相変わらず行動の基準がこみさんな点はガチ勢ですね。こみさんは昼ご飯の弁当のクオリティに厳しい批評を下しながら授業を受けています。

 時刻はあっという間に15時50分、小休憩の時間。勉強のし過ぎで放心状態のもこっちと、頭から湯気を放出するオーバーヒート寸前のゆうちゃん、そんな彼女を見守る加藤さんのまなざしが慈愛に満ちています。

 ゆりちゃん、もこっちに「残りも別クラスなら一緒に来た意味ないけど」と鋭い言葉を投げかけ圧力をかけます。ダメ夫のケツを叩く奥さんのようだ……いい もこっちも、そんなゆりちゃんの様子を珍しく感じている様子。普通にやれば上がると頼もしいお言葉でゆりちゃんを元気づけます。

 実力テストに挑む教え子たちに、自前なのか、冷えピタを供給する加藤さん。言葉は要らず、かいがいしくお世話をしてくれるその姿はまさにママ。冷えピタ貼られただけで興奮するもこっちに呆れるゆりちゃんと、そんなもこっちを警戒した様子の風夏。人間関係が複雑です。

 見逃せないのが、親し気に話す凪さんとみほさんの姿。ゆりちゃん達とのお風呂で語った通り、本筋の外ではありますが、交友関係は広がっています。


妄想真実に辿り着く風夏
 授業に戻った風夏は、英語の授業から「何かを見落とす」という現状の自身と一致した表現を聞き、再び思考の霧の中へ迷い込みます。続いて「髪をに染める」という一文を聞き、その霧が一気に晴れました。そう、明け方、トイレで目にしたもこっちの股間には、銀色のお毛け!

 読者の予想通り、やはり顕在化したもこっちの下の毛問題。風夏は昨日、加藤さんとゆうちゃんがもこっちの髪を染めたという話題で会話していたことを思い出します。風夏の妄想は加速、髪を染めたというのを下の毛と勘違い。まぁもこっちの髪の毛が黒のままですから、この勘違いも止む無しか。つまり二人で黒木の下の毛を銀に染めたということに。このコマ異様過ぎて草生える

 更には過去に加藤さんが口にした「毛」のこと。風夏の妄想に状況証拠のピースがぴったりと当てはまっていきます。そもそも、早朝。もこっちがトイレのカギを締め忘れたこと自体に引っかかり始めます。下の毛を見せつける行動から、すべてはもこっちの手の平の上の出来事だったのでは? 自分は踊る傀儡に過ぎないのでは? 探っているつもりが逆に首元に歯牙が迫っていた妄想事実に呆然自失の風夏。

 そんな彼女の顔の前で、みほさんがバタバタ手を振ります。このコマのみほさんが今回のベストカワイイです。言葉は要りませんね。

 風夏が積極的に妄想にいそしんでいる間に、実力テストの時間が来てしまいました。


クラス替え
 そこから時間は一気に翌日、合宿三日目に飛びます。凪さんとお風呂は!?

 二日目の実力テストの結果から、クラス分けの提示が張り出されます。私立文系のBクラスには、新たにもこっちとみほさん、そして加藤さんが編入されることになりました。元々のBクラスメンバーは据え置き! 優しい世界

 まず、もこっちのBクラス入りは実にめでたい。背後のニコニコうっちーも同じ気持ちのはず。よかったねぇ。個人的に驚いたのはみほさんの昇格。一日目夜の感じから、悪く言えばあまり勉強に集中している感じではなかったんですが、本番に強いタイプなんでしょうか。見えないところで勉強しているタイプかも?

 そして加藤さんがAクラスから落ちてきたのは全くの予想外、筆者もビックリです。みほさんもそれに言及しますが、加藤さんの口ぶりから察するに、あえてBクラスに降りてきた様子。そんなん狙ってできるの?

 加藤さん、知り合いのいないAクラスは寂しかったようで、Bクラスへの合流が嬉しそうです。まぁ彼女に関しては学力低下などの心配は要りませんかね。それはそうと、8人が描いてあるコマの加藤さん美しさが限界を超えてない? 目が自ずと潰れそう。

 晴れてBクラス入りのもこっち、ゆりちゃんに「寂しかったろ」と誇らし気に話しかけますが、ゆりちゃんは素っ気ない感じ。そんなゆりちゃんに「よかったね」と話しかけたのは宮崎さん。お風呂の話題からゆりちゃんの気持ちを推し量ったような言葉です。この嬉しい呼びかけに、ゆりちゃんは「うん」と最高の微笑みで返答をするのでした。今回のベストカワイイはうんぬん 察するに、本心はもこっちと同じクラスになって嬉しさの極みのご様子。

 しかし、もこっちサイドは宮崎さんと自身への対応の温度差に不満げ。ある意味ゆりちゃんのために頑張ったんだから、もっと喜んだり褒めたりして欲しいですよね。ちょっとだけすれ違い起きてるような……少女漫画始まるの?

 一方、最悪の精神状態で実力テストに挑んだ風夏はCクラス残留の様子で、加藤さんは「ダメだったね」とバッサリ。みほさんの言葉から察するに、やはりBクラス相応の実力はあるようですが、いかんせん直前の授業内容が悪かった。先生の出来という意味ではなく……。

 果たしてCクラスに残ったのは、風夏とゆうちゃん。もこっちという心の支えを失ったゆうちゃん、再び目の光を失ってしまいます。不憫……不憫ですが、現時点の学力で青学合格が厳しい状況というのは当初から言われていた通り。これをバネに頑張って欲しいものです。この服エロい

 「毛」の謎を曲解解明した風夏ですが、もこっち自体のことはさらに混迷を極めます。その解決の糸口として隣のゆうちゃんに望みをかけます。勉強しなよ


祝・Bクラス入り
 何はともあれ、筆者が危惧していたもこっちのCクラス残留は杞憂に終わって嬉しい限り。こうなったら、あとはもこっちとゆりちゃんが存分にイチャイチャして欲しいところですが、うっちーも黙ってないだろうし……一緒にお風呂入れたんでしょうかね?

 ある意味、次回の展開は気になるところ。風夏とゆうちゃんと加藤さんで一イベントありそうな気もしますし。もこっちとゆりちゃん、雌猫組の接点はもう少し見たいですが、どうなることか。いやぁそれにしても、二日目夜をキンクリしたのは惜しい。実に惜しい……!





カレーを食べている時でも見られるまとめ